ベルベット?ってどんな生地
みなさんこんにちわオーダーカーテンポピーの 室 義純でございます。
皆さんの今年最後の3連休はいかがでしたか?
お休みの人、お仕事だった人様々だったと思いますけど、
今週もよろしくお願いします。
さて、本日ご紹介したい情報は、長くカーテン業界に携わっていて、
私が一番高級だなー。と感じる生地の”ベルベット”について紹介します。
ベルベットというと、
ベッチン(別珍)やコーデュロイなど言う人によって呼び方は様々です。
ベルベットの特徴は、
柔らかで上品な手触りと深い光沢感がある。
カーテンの生地は経糸と横糸を織り機で織って作られことが一般的です。
しかし、ベルベットは
全て基布(きふ)という、例えると、
田植えのように田んぼに苗を植え付けるように、
基布に対してパイル(起毛)を植え付けて構成されています。
実はこのパイルの植え付け方(製造の仕方)と
使われる糸にによって呼び名が違ってきます。
ここで一例。
カーテン生地では画像が難しいので、
サンゲツのカーペットの断面を写真で紹介します。
いかがですか?
イメージはこんな感じです。通常のカーテン生地とは違います。
それではベルベットなどの生地についてみていきましょう。
・ベルベット(ビロード(Veludo)とも言います。)
製造工程が複雑です。
パイルを基布と基布で挟み込んで、作られます。
作られたサンドイッチ状の中央でパイルをカットして2枚に分かれ、
一度に2枚作られます。
素材:レーヨンや絹などのフィラメント糸を用いているものが多いです。
・別珍(ベッチン)
ベルベットと非常に似ています。
もともとはベルベットを模して綿を使って作られていました。
基布から基布へパイルをループ状に植え付けてカットしたもの。
綿素材のベルベット調を指します。
高級宝飾品、印鑑など高級品のケースの内側は別珍素材で作られています。
同じような組織のものでコーデュロイと言うものもあります。
ベルベットの取り扱いでは、
私は日本フィスバの商品が好きです。
日本フィスバ商品をURLで御紹介します。
ベルベット(パイルが絹)なら”プリンス”全23色
https://fisba-catalogue.com/products/detail.php?product_id=1594
ベッチン(パイルが綿)なら”ニュービスコンテ”全14色
https://fisba-catalogue.com/products/detail.php?product_id=2052
肌触りや高級感はどちらも似ています。
この他にもポリエステル100%パイルのプラトビラや綿とレーヨン組成のニューコンテッサなど
様々なベルベット系(詳しく言うと、ということで、系と言ってます)が揃っています。
是非このカーテン生地選びを楽しんで頂きたいので、
日本フィスバ東京ショールームをURLでご紹介します。
https://www.fisba.co.jp/showroom/tokyo/
素敵な雰囲気のショールームです。
是非行ってみてください。